流産・早産の分かれ道、妊娠22週の壁!
院長先生から、想定する中で最も困るのは、このまま赤ちゃんが出てきてしまう事だと説明されました。
妊娠22週を境に流産と早産が区別されます。
私が出血したのは20週目。
「もし現段階で生まれてしまった場合、助ける事は難しい。
たとえ22週になったところで生まれたとしても、現代の医療で命を繋げる事はできても、障害が残る可能性が高い。
ともかく今は安静にして、赤ちゃんがお腹の中で少しでも長く育つように。」
院長先生は厳しめの言葉を選んだのかもしれませんが、当時の私たち夫婦には深刻で重い言葉でした。
幸いな事に出血は4日間程でおさまり、1週間後に自宅退院できました。
しかし、絶対安静は継続中。
退院後しばらくは、また出血してしまうのではないかと動くのが怖くて、食事、トイレ、風呂以外はほとんど寝たきりのように過ごしていました。
この時は夫が1ヶ月間、介護休暇を取得できたので本当に助かりました。
到底ひとりでは乗り越えられなかったと思います。
そして、こんなにも居心地の悪いことばかりの私のおなかの中で、耐え抜いて大きくなっていった赤ちゃんの生命力に感謝です。